
はるか遠い古の時代から日本人にはお酒を飲む習慣がありました。
古代邪馬台国に関して記した『魏志倭人伝』の記述にはわたし達の祖先に「酒をたしなむ」習慣があることが記述されていますし、足利時代には「酒道」なるものが存在しています。『酒道』のなかでは『真の酒の飲み方とは単に酔っ払うのを基本とせず、酒をもっと優雅で素晴らしいものに高めるべきである!』と飲酒に対する正しい姿勢を説いています。さらに、室町時代の狂言『餅酒』には、お酒を称して「万人和合す」「位なく貴人と交わる」「愁いを払う」などとあり、何時の時代も日本人にとってお酒が日常生活に欠くことのできない大切な存在であったことがわかります。
つまりお酒とは古の時代より
人と人が心を通わせる時にはいつもそばにある魔法の飲み物
であったというわけです。
そんな魔法の飲み物を創業以来120年にわたって、数え切れないくらい多くの方たちにお届けする事が出来たのはわたし達にとって大変嬉しく、そして誇らしく思えることです。
そして、これから何時の時代にもわたし達の願いはひとつしかありません。
お酒を通して世の中の人達の心を温められる存在であり続けること
このことをしっかりと胸に刻んで皆様に楽しいお酒をお届けできるように、今後も「酒道」に精進してまいります。
初代 秋山源七
二代目 秋山倉蔵
三代目 秋山源太郎
四代目 秋山恭衛
五代目 秋山佳道